夜も痛く、手術を勧められた手根管症候群 87歳 女性

● 主訴:手根管症候群のしびれ

● 併発症:頚椎ヘルニア

● つらくなった時期:平成28年6月

● 問診時のお話:

6月から徐々に物が握れない、細かい手の操作ができないという症状がひどくなってきた。

夜間にうずくような痛みで眠れず苦しいことが一番の悩み。

整形外科で注射をしてもらったが、症状が良くならない。手術を勧められる。

ご家族が当院に通っていてもしかしたら診てもらえるかもと紹介され、

手術が避けられるなら助かると思い来院。

施術内容・経過

初診:H28年10月3日

右手親指に強いしびれと筋力低下あり。

重心が左に偏り右足にむくみあり。

身体のひねり動作も硬く肩も動きに制限がある

全身を矯正した後、重心の偏りを無くす体操の指導、物を持つときの手の使い方も指導する。

 

再診:H28年10月17日

右親指の強いしびれと筋力低下は残存。

重心の偏り、むくみは軽減が見られる。

身体のひねり動作、肩に柔軟性が出てくる。

胸郭を中心とした矯正を行い、併せて重心の偏りを無くす体操の指導、物を持つときの手の使い方を再度指導する。

 

4回目:H28年11月18日

右親指のしびれが軽減する。夜間の痛みも気にならなくなる。

重心の偏り、立ち座りなどの動作にも大きく改善がみられる。

全身の骨格矯正、体操の指導を行う。

手をつかってできる作業が多くなってきたため、炎症再発の防止のためテーピング処方も行う。

 

7回目:H28年12月16日

右親指のしびれが軽減する。

途中、手の使い過ぎなどによって症状が悪化してしまう事もあったが、自転車に乗ったり、家事をしたりすることが可能になる。

頚椎ヘルニアがあると整形外科で診断されたことを気にされており、そちらを中心とした施術をしていく事にする。

通院終了後の感想(まとめ)

途中経過で、手が動く事の安心感から無理をしてしまう事もあったが、無事手根管の手術を回避することができた。

もともと、外出好きでダンスなどもされていたり、気持ちが前向きだったことも症状改善のお手伝いをするうえでプラスの要因になった。

手根管症候群に対処する施術の様子

写真は左右にスライドできます

検査で根本原因を把握

様々なローラー器具

ローラー器具使用例

ローラー器具使用例②

手技による矯正

背骨も施術することもあります

テーピングで再発防止

ていねいな生活指導

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