しびれで字もうまく書けない状態の手根管症候群 42歳 女性

● 主訴:左手CM関節症、普段は鈍痛、ピアノ演奏者のため、長く演奏すると30分で痛みが酷くなる。

● 併発症:きつい肩こり、背中のはり

● つらくなった時期:三ヶ月前から

● 問診時のお話:整形外科で母指CM関節症と診断され、リハビリ、鍼灸院でのはり治療は改善せず症状は悪化し、しびれも出るようになり怖くなり、インターネットで当院を見つけ来院された。

治療だけでなくどの程度演奏していいのか、休んだほうがわからず不安そうにしていた。

 

施術内容・経過

初診:R1年8月27日

上肢挙上良好、左右回旋に硬さあり。

左母指に圧痛、鈍痛、運動制限あり。

頸部は強いストレートネック僧帽筋が固く盛り上がり肩こり症状もひどい。

重心が右により、左非荷重状態。

全身を矯正した後、手にテーピング。

回旋がスムーズになり、手の痛みも軽減

 

再診:R1年9が手2日

手の症状は変わらず。

左右回旋良好、肩こりが減った。

前回同様全身を矯正した後、手と肘の面圧処置を施す。

症状やや軽減。

会話の中で悩みを話せて、手立てがあることが安心だと言ってくれた。

 

3回目:R1年9月11日

前回施術後変化なし、9月9日、10日初めて手が痛くない日があった。

安心してしまい、ピアノとパソコンを多くしてしまった。

今日はまた痛くなってしまた。

 

6回目:R1

回旋制限が取れないため、呼吸と姿勢の指導を入念をに行う。

施術後、立ち姿勢がよくなり、手の痛みがよくなった。

 

7回目:R1

 

姿勢意識を持ってくれたそう。施術前から良好だと言ってくれた。

全身の施術を施す。箸を持った時にたまに痛む。セルフケア用のテーピングをお渡しし様子を見てもらう。

 

10回目R1年

肩こりがより改善。姿勢も特に意識せずに良好に保てるようになった。

手の痛みもほとんど無いため、この日をもって治癒とする。

 

通院終了時の状態(まとめ)

コンサートがあるため姿勢のために今後も定期的に通いたいと言ってくれた。

症状改善のターニングポイントは呼吸と姿勢の指導だったと思われる。

患者さんの身になれば患部を入念に見てもらいたいところだが、あくまで疾患は全身の繋がりが大切だと改めて確認させられた。

手根管症候群に対処する施術の様子

写真は左右にスライドできます

検査で根本原因を把握

様々なローラー器具

ローラー器具使用例

ローラー器具使用例②

手技による矯正

背骨も施術することもあります

テーピングで再発防止

ていねいな生活指導

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