立ち仕事で生じた踵の痛みの改善例　42歳　女性

<初診時>

・主訴
右踵の歩行時痛

・併発症
肩こり

・辛くなった時期
2020年3月頃

・問診時のお話
2020年の2月から3月にかけて短期で立ち仕事をした。その仕事が終わっても数ヶ月間踵の痛みが消えず、この痛みは治らないか、ずっと付き合っていくしかないのか不安になりインターネットで調べて当院に来院。

＜経過＞
■初診
R2年8月5日
左上肢の挙上制限、左右の体幹部回旋制限。
左踵に重く痛い歩行時痛、右股関節に後方偏位が見られ、踵に体重を上手に乗せられていない。
インナーマッスルを使えていない、緊張の強い庇い歩きが見られる。痛いから姿勢が乱れ、姿勢が乱れるから踵を痛めると言う悪循環が改善が見られない原因だと思われる。
インナーマッスルの緊張をとり、股関節の後方偏位を矯正。背骨の矯正で上半身の過緊張も和らげる。

■再診
R2年8月10日
初回の施術から痛みがかなり減ったと喜ばれていた。股関節の偏位も回旋制限も良好なまま維持できている。
職場まで40分ほど歩いて通勤するそうなので、もう少し自信を持って歩けるように改善したいと前向きな希望を伝えてくれた。

■6回目
R2年10月17日
前回、前々回と症状は横ばい。
もうひと治りがうまくいかず、呼吸の指導と姿勢の再チェックを行う。
施術と呼吸指導の後は症状がかなり改善していた。
次回まで少し間隔を開けて様子を見ることにする。

■8回目
R2年11月5日
間隔を開けたが、痛みの再発はなく、歩き方の悪い癖も出ていなかった。
今回の施術を持って治癒とする。