板橋区大山ひらき整骨院の酒井です。
柔道整復師として膝や腰の施術をするだけでなく、生活習慣や食事、意識の持ち方までお客様のライフスタイルに合わせた提案も行っています。
あなたの辛さを引き起こす原因としては、転倒や捻挫など数日前や一週間前にしてしまった事ももちろんですが、普段何気なく行っている日常生活の習慣や健康に対する考え方も、辛さの原因になりえます。
原因が特に思い当たらない、いつ頃からか少しずつ痛くなった…。
そんな症状でお悩みの方は特に、日常生活の癖や悪い習慣を見直すことが早期の辛さの解消への近道です。
このブログをご覧になっていただいて、少しでも健康習慣を身に着ける手助けにして頂ければ幸いです。
(この記事は平成30年9月1日に追記しました。)
伝えたいのはこんなこと
健康習慣のスタートラインを決めましょう
今あなたは、自身のお体に満足していますか?
ここ数年、そうでなくとも昨年一年。皆さんの日々の暮らしの中で様々な出来事があったと思います。
そんな中で、あなたはお体の状態に不安を感じることはありませんでしたか?
もちろん徹夜で仕事をしたり風邪をひいてしまったりという、一時期だけの体力の低下はあったと思います。
それ以外に根本的な部分での衰えを感じることはありませんでしたか?
肩や腰に張りを感じる時間が多く・長くなった。
膝や足首に違和感がある。
筋力や持久力が落ちてきた。
イライラしやすくなり、ストレス発散での食べ過ぎ、飲みすぎが多くなった。
脂っこいものが以前よりたくさん食べられなくなった。
肌や髪の質が悪い感じがする。しわの数が増え、髪のボリュームが減った。
などなど…。
うすうす、「衰えてきているんじゃないかな?」と不安に思いながらも、気がつくときは大抵朝の忙しい時間。
起床したときに布団の中で背中や腰に違和感を感じても、出勤前の時間、洗面台で顔を洗っている頃にはそんなことは忘れて気になりません。
朝の支度で大忙し、日中はもちろんお仕事ですし、家に帰ってくれば疲れてしまっているので朝に感じた違和感のことなんて考えていませんよね?
ですが、忘れていてもふとした時に同じような出来事が…。前より辛さもひどく、頻度も多くなっている気がする。
このような事が何度もあったりはしていませんか?
「言われてみるとそうだ。自分をいたわれないまま、身体が抱える問題のことを見て見ぬふりしてしまった!」
今、そんな風に考えてはいませんか?
この記事をご覧になって頂いてそうお考えなのかもしれません。
また、お休みでゴロゴロしすぎてしまってなんとなく「痛みや違和感を感じるな…」
と思っているのかもしれません。
いずれにせよ、この「体調の推移を振り返りながら自分の体について考える」というのはとても大切なことなんです。
外食に出掛け、お刺身の盛り合わせを頼みその説明を受けても、後で何のお刺身だったかなんて思い出せませんよね?
説明を受けたときは、「これが鯛かぁ」とか、「カツオがおいしそう!」とか思うはずなのに。
時間がたてば関心というのは薄れてしまうものなんです。
今は気になっているから記憶にある体の不調でも、時間がたてばその時々の関心事に流されて、また以前と同じように戻ってしまうのです。
痛みを感じる度に「おかしいな」と思う。けれどもすぐに忘れて気にならなくなる。
それで済んでいるうちはいいですが、私たちの身体はいつまでも若々しくはありません。
少しずつ必ず老化は進み、若さは衰えています。いつまでも間違った生活パターンで生活していれば、必ず行き止まりがきてしまいます。
その前に何とかしたいですよね?
そのためにはまず、あなたの理想の健康像を明確にし、それに対する初心をしっかりと定めることが肝心です!
もし、心の底から健康的で衰えの感じない自分に戻りたいとお考えであれば以下をお読み頂き、健康的な体と健康的な習慣を身につける手助けにしてください。
(習慣その1)自身の体力や時間の上限を決める
初めて当院にいらっしゃる患者さんの中には、
「一回の治療で治してほしい」
「今の腰の辛さが取れればそれでいい」
という方もいらっしゃいます。
仕事などでどうしても間に合わせたい用事があり、忙しい中でとにかく時間をひねり出して来院してくださった、という場合はもちろんそれでいいのです。
こちらもその要望に合わせられるようにできる限りのことをさせていただきます。
いつかは辛さそのものと向き合って頂き、生活習慣からの根本治療をしてもらうほうがいいと思います。
一方で、
「根本的に治したいが、時間がない」
という、ご自身の体・健康には関心があるものの、今の生活スタイルは変えたくない、という方々もいらっしゃいます。
今までの生活習慣がお体の限界を超えたために今の悩みがあるわけですから、それを改善するためには十分な体力と時間のゆとりも必要になってきます。
それを作る余裕がないという場合、せっかくやる気をお持ちの方でも、満足するご提案をしかねてしまう場合があるのです。
ですので、今の健康、体力、若さに関わることで何かを改善、前進させたいなら、そこに割く時間を調整しなくてはいけません。
ダイエットしたいけど、ケーキは食べたい…。
体質改善のための運動をしたいけど、ダラダラ残業してしまって時間がない…。
これではどんな立派な目標を立てても無駄になってしまいます。
健康や治療に関しても同じです。「辛さが消えない体を治す」「若さを取り戻す」と決めたら、生活習慣に対して何か変化を起こさないといけません。
その変化の第一歩は、時間を作ることです。
その空いた時間を使って休息をしたり、運動をしたり、治療院に通っていただいたりするわけです。
なんだそんなこと当たり前でしょ、と思われますか?
ですがこれを実行し、継続できるだけでも大きな一歩です。
時間を作ろうと思えば生活のリズムを正さなくてはいけません。
生活のリズムが整うだけで食事のタイミングや睡眠時間、仕事のメリハリ、長時間の同じ姿勢での作業の減少と、好循環からついてくる健康的な習慣がいくつもあるのです。
最初は大きな決意をしても、惰性で飲み会に参加してしまいリズムが崩れてやる気が下がる…なんていうのは健康習慣が乱れる一番の原因です。
時間を作るために意識を変えて、好循環をもたらしましょう。そこから健康への一歩が始まります。
(習慣その2)健康を維持する食生活
たとえ辛さのある場所が腰や膝だったとしても、体は全て繋がっています。
慢性痛を抱えている場所は血流や栄養状態の改善が肝心ですので、そういう部分への治療効果を高めるためには食事の改善がよく効きます。
もちろん、体重や血液成分の改善にも有効なので、内臓や血管だけでなく体の関節や筋肉の若返りを望まれるなら、まずは食生活ということなんですね。
ざっくり挙げていくと、
少食を心掛ける
とにかくこれに尽きるというくらい大切です!過食は酵素を無駄に消耗し、お体の回復を遅らせます。
詳しくお知りになりたい方は、以下の酵素に関わる記事をご覧ください。
https://hirakiseikotsuin.com/enzyme/
少しずつ(飲み込んで苦しくない量)、よく噛んで(30回以上)食べる
消化を助け、食物内に含まれる有害物質を唾液が無毒化してくれます。
食事中に体をひねったり(ながら食べ)、悪い姿勢で食べないようにする
実は首や背骨を大きく悪くする習慣です。
間食をやめ、寝る三時間前には食べないようにする
内臓は自ら辛さを訴えはしませんが、当然疲れます。活動の限界もあります、率先していたわってあげましょう。
炭水化物は控える
糖質の制限には賛否がありますが、当院の方針としては控えるほうを推奨しています。
ジャンクフード・清涼飲料水・スナック・加工肉・乳製品を控える
添加物や低質な材料が多くのアレルギー症状、中毒、依存症の原因になるほか、体の中の大切な酵素を大幅に消耗してしまいます。
また、加工肉を多く食べる方の心疾患発症リスクがとても高いことも分かっています。
人工的に精製されたもの(白砂糖、食卓塩、マーガリン・ショートニング・植物油脂などの低質な油)を控える
「トランス脂肪酸」は百害あって一利なしです。大豆由来、植物油脂等と、一見安心させるような記載があっても、安価なものはほぼトランス脂肪酸を含むものだと考えましょう。
また、揚げ物の脂は過酸化脂質と言いこれも体にはよくありません。コンビニのレジ横総菜はほどほどに。
油はナッツ類、青魚、オリーブオイルを中心に、太ることを気にして控えすぎない
消化器の洗浄、細胞膜やホルモンの材料に欠かせないためです。
タンパク質は食肉よりも大豆の加工食品、発酵食品から摂るようにする
安価な食肉はホルモン剤や抗生物質がふんだんに与えられています。また、消化に多くのエネルギーを使うので内臓が消耗します。
野菜や海藻類を多く食べる
根菜類は滋養や有用細菌の宝庫、葉物野菜はデトックス・抗がん作用、海藻はお通じや皮膚の健康に大きく関わります。
このように、食に関してだけでも結構たくさんの注意点がありますね。
ですがこれらはあくまで方法の羅列に過ぎず、一つ一つでは大きな意味・効果をなしません。
当院ではこういったことを基本として、患者さんの体調・体質に合わせて個別的な食事管理をさせていただいています。
遺伝的に脂質に強い方もいれば、腸内細菌の種類や数が豊富で生まれつき胃腸が強いという方もいます。
健康増進のために上質な油をとるべきという方でも、消化機能が弱くもたれ、ムカつきが出てしまうという方がいればその人に合った手法を用います。
例えば、こんな風に。
まず患者さんには納豆などの発酵食品や根菜類を多くとってもらいます。
↓
すると、腸の中に多くの菌が住み着くようになります。
↓
その腸内細菌は食べ物(主に食物繊維)を分解すると、その発酵の過程で脂質自体を生み出してくれます。
↓
すると、脂質を無理に摂ることなく、体に必要な脂肪酸を補うことができます。
↓
脂肪酸が体に多く取り入れられると、細胞の膜がきれいに作られるようになり柔軟性やエネルギー効率が増します。
また、ホルモンも旺盛に作られるようになるので、心の安定も得ることができます。
このように、食習慣は何か一つすればいいという事ではなく、組み合わせやその人との相性次第で大きな力を発揮します。
昨日体に良いものを食べたから今日は不摂生してもいいだろう…。
いつも○○ドリンクを飲んでいるから私は健康…。
残念ながらそんな簡単なものではありません。
日々健康的なものを、偏りなく摂取することが大切です。
大変かもしれませんが効果は本当にうれしいことばかり!
体質から若返ることで、体型や肌の質などもよくなります!
すると多くの方はモチベーションを高く持てますし、治療の過程も楽しんでいただけます。
なにより体質改善により自己治癒能力が高まっていくので、治療がよく効くようになったり、体操やウォーキングなどのエクササイズも、健康増進・体質改善効果が出やすくなったりします。
すると、「治療を受けたけど治らなかった」というリスクが安全・安心に減少します。
このように、患者さんの治療や治療の上でのコストの面でも食生活の改善は当院の治療の一環として必須なことなのですね。
(習慣その3) きつい運動より歩行を多くしましょう
上記の栄養管理をして頂ければ、もうそれだけで十分体質に変化は起こすことができます。
ただ、間違ったことをしなければ、という話です。
間違ったことというのは、激しすぎる運動、間違った形での動作のことです。それを今から説明していきます。
運動はどういった理由で体に良いとされているでしょうか?
カロリーを消費して代謝を上げ、血流を促して若返りにつながるといわれているからですね?
でもその運動が返って体を老けさせることがあったら怖いですよね?それが実際にはあるんです。
それは活性酸素。
運動の強度が強すぎた場合、私たちの身体は化学反応の調和が保てなくなり、その影響で活性酸素というものが発生します。
これは私たちの体にとっては爆弾のようなもので、血管や細胞の壁を次々と傷つけてしまいます。
大きな負担ですね。
その負担を修理するのに体は余計な手間を取られ、自分の体を若返らせている暇がなくなってしまいます。
運動をして大きなエネルギーを消費して代謝を向上させても、体のためになっていないのならこんなに勿体ないことはありません。
運動は闇雲に行うのではなく、体への負担と代謝向上との効率が肝心なんです。そして、その効率が最も良いのが、「歩行」です。
歩行というのは全身運動で体をまんべんなく使うことができます。
このことにより、軽度な運動であっても十分な代謝を促すことができます。
また、ランニングや筋力トレーニングと違い、片足でゆっくりとバランスをとる時間が長い運動です。ヨガや太極拳って、意外と疲れますよね?
それと同じ効用が、歩行にもあるのです。バランス感覚の訓練やインナーマッスルのトレーニングにもなりることが分かりますね。
これは代謝の促進だけでなく転倒や障害の予防に、リハビリにも適した要件です。
そして、歩行というゆったりとした運動は体のエネルギー代謝に大きな負担を強いません。つまり活性酸素が生じにくいのです。
また歩行が上手に行えるようになると、リズミカルな足の振り出しと、腕の振りが合っていきます。
そういった上体と下肢の上手な連動は、深い呼吸を生み出します。それが一層酸素の取入れの効率を高め、活性酸素を減らすことにつながるのです。
歩行というのは本当に健康に最適な、理にかなった運動だといえます。
激しい運動は確かに気分をリフレッシュさせ、気持ちを強く前向きにする効用はあります。
ですがそれが今のあなたに最適かといえばそうではないのかもしれません。
慢性的に辛さを抱える部分はただでさえひ弱になっていて、活性酸素に耐える力はとても弱くなっています。
そのうえで激しい運動をすれば、慢性的な症状が改善することはあり得ません。何事も適度であることが肝心です。
当院では健康習慣で十分若返りを達成した後、レジャーとしてスポーツや競技性の高い運動に取り組まれることをお勧めします。
まずは歩行、体力に合わせて20分~45分を目標にして行ってみてください。
(習慣その4)一つ一つの所作をきれいに
そしてもうひとつ、間違った形での動作が良くない、という事についてです。
先ほど少し触れましたが、体をひねって、または横寝などをして食事をするのは実は体を悪くする大きな要因です。
消化管をねじりますし、咀嚼もうまくいきません。
このように、不良姿勢をとるという事は、大きく体を衰えさせます。
肩こり腰痛と猫背はほぼセットですし、神経痛を足に抱える人の多くは足を組む癖があります。
どんな姿勢がよく、何がいけないのか、文章で箇条書きでお伝えするのは難しいのですが、
しているその時は楽なんだけど、なんとなく「この姿勢って体に悪いんだろうな」と感じる姿勢ってありませんか?
不思議なことに、その違和感のような感覚は正しいことが多いです。
頬杖のように、その姿勢をとっているときは楽なんだけど、後で体が固まってしまう姿勢。
それを「安楽姿勢」といいます。
その場の一時的な楽さをとるために、将来に大きなマイナスを作ってしまう姿勢です。
こういったことはなるべく控えていく意識を持ちましょう。
間違った姿勢、動作を控えることで、体に良いだけでなく所作が美しくなります。
すると人にもいい印象を持たれやすくなります。頑張ってトライしてみましょう!
一番に大切なのは、心の持ちよう
自分の生活を律してリズムと時間の余裕を作り、その時間を治療・運動・健康習慣の習得に充てる。
これさえして頂ければ、けがの治療、若返り、体の不調の改善、大病の予防といったお体に関わる不安や悩みは大きく減らすことができます。
ですが、どんな人でも、もちろんこの記事を書いている僕であっても、すべてを完璧に行うことなんてできません。
仮に健康アスリートなんて言葉があれば、上記のことがすべてこなせる人なんていうのはまさにそれですね。健康のプロです。
ですが、そんなことは、相当に心の強い方でないと難しいです。
そのうえ私たちはそれぞれの地域・風土の中でそれぞれ違った社会生活を営み、プライベートでの出来事があり、その中でのあなたという立場で日々の暮らしを送っています。
全てのことに完璧に折り合いをつけて生きるというのは、独りぼっちが全く怖くないわがままな人か、相当な権力者でもない限り不可能ですよね?
なので、「いろいろな環境の中で生きるあなた」のペースで、心穏やかに、それ自体を楽しむ気持ちで健康習慣を身に着けていきましょう。
今年一年で!半年で!と、すぐに若々しく完璧な自分になろうとせず、長い期間でゆっくり自分を変えていくことをお勧めします。
そして、健康への道のりを長く定めると、その過程で当然下記のような壁にぶつかります。
目前の問題・周囲の環境に負けて決意が揺らぐ
変化が現れてくれないと、挫折する
反対に、調子がよくなると油断する
そもそもの目標が見えなくなる
そんな時、あなたの気持ちを支えるのが「初心」。スタートラインです。
意気込みすぎるわけでもなく、かつ自分に甘すぎない目標はどの程度ですか?
それに必要な生活リズム、時間はどのくらい必要ですか?
その、ねん出した時間でどのくらいのコストをかけ、どんな行動ができますか?
ご縁があってこの記事をご覧になり、少しでもご自身のお体について考えていただけたのなら、ぜひこれらのことをしっかりと考えていただきたいのです。
自分の健康を、精神論の体力任せや、体質、遺伝などの運任せにして諦めるのはやめましょう。
自分で自分を律していくための、正しい健康習慣を身に着けてください。
そしていつまでも健康で若々しく、大きな災難に遭わない素敵な人生を、自分自身で引き寄せてください。
長文ながら最後までこの記事を読んで下さりありがとうございます。
板橋区大山で、健康習慣のご相談ならこちらから。お気軽にどうぞ。
骨盤矯正と生活指導でより高い健康状態により早期に到達するお手伝いをさせていただきます。
お電話ありがとうございます、
ひらき整骨院でございます。