膝・腰の違和感、放っておくと不調のもとに【大山の骨盤矯正】ひらき整骨院

板橋区大山の骨盤矯正治療院、ひらき整骨院の酒井です。当院では、膝や腰の治療だけでなく、生活習慣や食事、意識の持ち方まで感は様のライフスタイルに合わせたご提案をさせていただいております。

 

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痛みや張りを感じていなくても、「なんとなく」腰の調子がおかしい。

 

歩いていて痛みはないけど、体重を乗せると膝のお皿周りに「違和感」がある。

近頃そんな風に感じることはありませんか?

 

「なんとなく」、「違和感」これらはともに立派な不調からくる症状です。

 

その不調も、朝起きてから活動を始め、しばらくたつと気にならなくなってしまいますよね?

 

不調が消える、それ自体は良いことなのですが、不調自体は忘れてはいけない現象です。

 

なぜかというと、違和感はこれから痛みがあなたに起こるかもしれないという大切な体の危険信号なんです。

 

おとといも昨日も、そして今日も、痛みや違和感の強さが同じだから大丈夫だと思っていると後悔するかもしれません。

 

日ごろ意識していないところで疲労や歪みが蓄積していて、ある日ふとした動作で大変な事態に。

腰が痛くて一歩も動けない!なんてことはよくある話です。

 

今回はそういった不調の前の予兆にいかに早く気付くか、そしてその後のケアはどうするのが正解か。

 

それをお話したいと思います。では始めていきましょう。

 

 

1.昨日、今日が大丈夫でも、明日はどうでしょうか?

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世の中の出来事の多くは常に少しずつ変化していくものです。

 

つい先日まで、ずっと明るかった空も、日が落ち始めるのが以前より早くなり、秋が近づいてきたんだなぁと実感します。

でもそういう事に気が付くのは、ふと夕焼けを見たとき、時間の割りに暗いなぁと感じた瞬間だったりしますよね?

 

 

また、先週まで普通に使えていたスマートフォンの調子が悪くなったとします。

電池の持ちが少し悪くなったと感じただけだったのに、ひとつ不調が出始めた途端にいろんな故障が出始めた、なんて経験ありませんか?

 

変化自体は少しずつでも、ある境界を過ぎたところから驚くような変化が起きる。

些細な事に見えていた現象が、大きな変化の一端だった。

 

どうやら世の中はにはそういう原則があるようです。

 

自然の現象やものづくりの世界だけでなく、会社の評価や他人からの信用もそうかもしれませんね。

 

それを表す言葉で、ヒヤリハットというものが有名です。ご存知ですか?

 

ヒヤリ・ハット(Wikipediaより)

 

「ちょっとドキッとしたけど、このくらいのエラーは大丈夫だろう」

 

「たまたま自分の失敗で問題が起きてしまったけど、いつもこんなことは起きないから運が悪かったと思っておこう」

 

そんな楽観視をしていた結果後々大変な目に遭った、という事はないですか?

 

目に見えることの背景で起きている小さな危険に気づけないと、大きな事故や信用の低下につながってしまいます。

 

一件の重大なトラブル・災害の裏には、29件の軽微なミス、そして300件のヒヤリ・ハットがあるとされているんです。

これを総じてハインリッヒの法則といいます。

 

そういう事象の中には、パソコンのプログラムがわずか一文字抜けていただけで、8000万ドル以上の損失を出したという事件もあります。

1962年7月22日の火星探査機『マリナー1号』(Wikipediaより)の打ち上げ失敗事故のことです。

 

 

2.史上最も高くついた「入力漏れ」のお話

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1962年の事でした。アメリカではマリナー計画という宇宙事業に大変力を入れていました。

金星フライバイ(金星の周りまで飛んで行って帰ってくる)を目的としていて、成功すれば世界初という大偉業だったんです。

 

7月22日、火星探査機マリナー1号を積んだロケットは、ついに打ち上げられます。

ですがロケットはそのまま飛んで行っても金星には着きませんから、これで成功ではありません。

無線で金星へ向かうよう誘導する必要がありました。

 

しかし発射後すぐに、ロケットの無線装置が故障してしまいます。

やむを得ず非常用のコンピュータプログラムによる誘導によって、金星の方向へと軌道修正することになりました。

 

しかしそのプログラムには欠陥があり、それが原因でロケットは本来のコースから外れて曲がっていってしまいました。

どこに飛んで行くか分からなくなったロケットは住宅地や海を渡る船に墜落する危険があります。

 

当然米航空宇宙局(NASA)の管制センターは、即座にロケットを爆破することを決断しました。

ですがこの爆破によってNASAは、8000万ドル以上の損失を出してしたのです。

大変な事態ですよね?

 

後日、どうしてこんな事になってしまったのかを調査チームが調べ、無線機の故障、そしてプログラムにミスが出てしまったことが原因と明らかにされました。

 

そして同時に、欠陥プログラムだったことも判明しました。

驚くことにそのプログラムの問題点は、

 

単に「‐(ハイフン)」という記号が一つ抜けていた

 

という事だけでした。

 

そのたった一つの事に気づけていれば、莫大な損害は出さずに済んだのです。

 

この事件は宇宙開発の戒めとして、「悪魔のハイフン」と呼ばれて現在でも言い伝えられているそうです。

 

 

 

3.体の痛み、辛さも同じ。確認・対策の怠りが命取り

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もしかしたら間違いがあるかも…。

一応確かめておこう。

もう一度だけ見直して万全にしよう!

 

仕事や趣味の事だったら、こんな風に念には念をという確認は苦になりません。

 

仕事であれば責任感や失敗に対するプレッシャーがありますし、結果を出したい、最高のものを作り上げたいという前向きな気持ち、周囲との関係があなたをそういう行動に導いてくれますよね?

 

莫大な損害が出る前に、ヒヤリハットを確認・訂正。小さな間違いから気づいていく。

 

自分を律してこのようにしていく方が、効率がよく良い結果が待っていることは明らかです。

 

ですが私たちは、そうだと分かっていても自分の気持ちや感覚に素直になれないんですよね。

 

特に自身のお体。本当なら一番大切で、一番危険から遠ざけないといけないものを一番後回しにしてしまう事、多いのではないでしょうか?

理由は様々。

 

周りが必要としているから自己ケアに充てる時間がない、そんな理由で頑張りすぎてしまう人もいれば、

体に違和感や不調があることは薄々わかっているけど、認めたくない、そうじゃないと思いたい。

 

なんて人もきっといらっしゃいますよね?

 

「自分の健康に気を遣っても、誰かがご褒美をくれる訳でもないし、仕事の評価にも直接は関わらない。

だから簡単には自分の体のケアはできないよ…」

確かに課された責任を果たすこと、周りから必要とされる期待に応える事はとっても大切です。

ですが、周囲の人たちだけでなく、あなたのお体だってあなたのいたわりや手助けを必要としています。

「膝が痛いのは気のせいだ!休めば痛みは消えているし、何も問題はないんだ!」

確かにそうです。自分の体はいつまでも丈夫だって、信じ続けていたいですよね。

ただ、気になっているのは痛みだけですか?

姿勢の歪みやO脚のような膝の形の悪さなど。ごまかしがきかなくなっていませんか?

 

自分に都合のいい解釈は、後々マリナー1号のような事態にもなりかねません。

 

お体の辛さが出る前の点検、できていますか?もし、見てみぬふりをしてしまっている違和感、不調がおありでしたら、

「今すぐ」 ⇐ これが大事です!

今すぐ」何かしらの対策を講じましょう!何よりお体のことを大切に思い、自分に素直になってみてください。

 

 

4.予防の意識は僕たち医療者にとっても有難いこと

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患者さんが辛さを我慢して放っておいてしまうのは、医療者、患者さん双方にとって良いことではありません。

 

例えばあなたが、お体の点検をせずに不調を我慢して、休んでもシップを張ってもよくならない膝痛を発症したとします。

あなたは当然不安です。

 

「良くならなかったらどうしよう…」

「治るのにどのくらいの時間がかかってしまうのだろう」

「今かかっている医療機関で、選択は最善なのかな?」

 

不安が大きい分、余裕がなくなってしまいます。

 

そうやって身も心も落ち込んだ患者さんに対して、僕たち治療する側は、

 

● 患者さんに希望を持ってもらうために、膝や腰の痛みが取れるという「結果」を感じてもらいたい。

● 違和感という体の訴えを見過ごした結果ひどくなっている症状は、すぐには治らないという事実も伝えなくてはいけない。

● お体の問題が複雑に絡み合った症状について見極め、対応しなくてはいけない。

 

少なくともこれらのことは念頭において、目の前の患者さんに接することになります。

 

ですがどんなに言葉や接し方を選んで治療方針を説明しても、心に余裕のない患者さんにきちんと受け止めてもらえるかはわかりません。

 

患者さんが辛さを我慢して放っておいてしまうのが医患双方にとって良くないというのは、この問題があるからなんです。

 

安心させてあげたい、勇気づけたい。でも嘘もつけない。本当に苦しいです。

 

なので、

「今日は何か調子が悪いな、治療院で診てもらったほうがいいかもしれない」

「昨日ちょっと外出策で無理をしちゃったから、体をケアしておこう」

 

というように心と体のゆとりがある段階で行動に移してくださる方が、より高い水準で健康を維持するお手伝いができるんです。

これは投資の考えに似ています。

 

借金を抱えれば抱えるほど、返済には時間と労力がかかります。

 

反対に投資がうまくいけばいくほど、資産は増えていき、次の投資はより大きなリターンが返ってきます。

 

お金も、健康も、まだある大丈夫と安心していると簡単に無くなっていくものですよね?

 

医療というのは健康の借金返済のお手伝いが本業ですが、健康の投資にもそのままつながっています。

 

自分の体を大事にするのは贅沢でも甘やかしでもありません。、人生において最も立派で堅実な「投資」なんです。

 

 

5.「行動する意識」があなたを守る

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違和感や、痛みまではいかない不調などを感じたら、それに対して待ちの姿勢になってはいけません。

 

それは間違ったステップの第一歩です。待たずに行動、それが肝心です。

 

 

5-1.違和感をそのままにすると…

違和感などを感じても、それをごまかしたり、かばったりしてしまうとそれが不調となります。

 

肩こりを我慢してデスクワークをしていたら、頭痛がしてきた。さらにひどくなると吐き気が…。

こんな風に、辛さが一か所に集まっていると、「我慢しすぎちゃったかな?」と、気を付けることができるかもしれません。

 

ですが、症状が全く違う場所に移っていくとどうですか?

 

膝の違和感を我慢していたら腰が、更に足にしびれが…そして近頃肩も凝り始めた。

なんてことになってしまったら混乱してしまいますよね?

 

何がどうなっているんだろう?

 

動転して、とりあえず一番気になる症状から何とかしようと思うようになってしまいます。

 

病院でシップをもらったり、注射を打ったり。

 

ですが、そういった治療のスタンスは、対症療法といって、

「痛みはやわらげておきますから、その間にあなたの自己治癒能力で何とか治してくださいね」

という意味合いを含んでいます。

 

ですが普通患者さんはそう思いませんよね?

 

注射を打っている間にきっと症状は自然と良くなり、注射もいらず普段の生活に戻れるんだと期待して、そういった治療を受けられるんだと思います。

 

残念ながらそういった例は多くありませんし。

 

初めはただ違和感を見てみぬふりしただけだったのに、大変なことになってしまうのは避けたい所です。

 

 

5-2.どんな行動をすればいいのか

何か体に不調や違和感を感じたら、とにかくその時点で行動する必要性、分かっていただけたでしょうか?

 

でも、どんな行動を、どんなところで行えばいいのか分からないですよね?

 

なにも痛みがないのに医療機関に行くのって甘えているようで少し恥ずかしいです。

 

でも、専門家の意見を聞いてみると安心できたり、学びがあったり良いことはたくさんあります。

 

もしくは「そういう事じゃないんだけどな」と不満に思う事によって、自分が本当はどうしたいのかが整理されます。

 

僕は中学生のころ、何気なく咳をしたら抑えた手に血がべっとりついていたという事件がありました。

 

本当にびっくりです。

頭の中にはその瞬間「重病」「手遅れ」なんて言葉がよぎり、がっくりしてしまいました。

 

この世の終わりのような気分で内科さんを受診しましたが、診断はただの鼻の粘膜の荒れ。

 

「鼻血が鼻から流れず喉に行って、それが咳と一緒に出ただけです」

 

とお医者さんにサラッと言われ、とても恥ずかしい思いをしたことがあります。

 

でも同時に安心できました。重病でないと分かったからです。

 

医療の知識がないと、どうすればいいのか分からないですし、選べないんですよね。

でもそれでいいんです。ひとまず、どこかに行ってみましょう。

 

そして対症療法や治療のゴールのない漫然とした治療を勧められてしまったら、断ってしまって構いません。

選ぶ権利はあなたにあるんです。

 

※選んだあとの判断に迷ったら、こちらの記事もご覧になってください。

 

つらい痛み・不調。治療法を探す前に「自分の目的」を知ろう

 

後で得られる安心に比べたら一時の照れや恥ずかしさなんて安いものなんだと、僕は身をもって知っています(笑)

 

ただの違和感くらい我慢できる、なんてことない。それを捨てて新しい行動に移してみましょう。

それがあなたを守る力になりますよ!

 

もちろん当院にいらしていただければ恥ずかしがる必要なんてひとつもありません。

 

そしてどんな症状でも力になれる手立てがあります。

始まりは健康的な習慣【ひらき整骨院の考え方】

 

複雑な症状になってしまった膝痛も、多くの方が自由に長い距離を歩いたり、レジャーを楽しめるところまで回復しています。

膝や腰などに気になる症状がおありでしたら、一度当院をお尋ねになってみてください!

 

 

6.まとめ:体のために習慣を治療しよう!

今の医療は、痛みなどのはっきりとした症状をすぐにとるのが主な仕事になっています。

 

もしはっきりとした痛みがないままどこかで診てもらおうとすれば、腑に落ちない結果になるでしょう。

 

病院なら、「骨に異常はないですよ、シップを出します」といわれるでしょうし、

治療院なら痛みやしびれの治療と同様に、鍼やマッサージや電気治療をしてくれるかもしれません。

 

けれど、違和感のような何とも言えない症状でも、治す方法はそれ以外の所にちゃんとあります。

 

それは生活習慣を正すこと。

 

「え、それって治療なの?」って思いますよね。治療は先生にお任せするものという通念があるため仕方のないことです。

 

あなたの行動を治療する、という考えを持ってみるのはいかがですか?

 

習慣を治す治療は、サポーターやお薬のように、着けたまま、飲んだままでは行えません。

 

 

習慣の治療は自分で考え、意思の力で継続することがサポーターやお薬の代わりです。

 

つまり、考える力が違和感などの症状を治すのです。

 

こう聞くと修行のようで大変ですよね?

ですが、想像してみてください。

 

自分で考えたことを意思をもって続けている間は、あなたを不安にさせません。

そして、それらが自然に身についたとき、お薬もサポーターもいらない自然体のままで健康なくらしが手に入ります。

 

このように、習慣を変えていく事には人生の上で大きなメリットがあります。

それと同じくらい、習慣の間違いを放っておくのは人生の多大な損失です。

 

今、あなた自身に投資する勇気を持ちましょう。

 

恥ずかしさ、わずらわしさ、面倒くささ。

そういうものを一瞬の勇気でかき消して行動すればいいだけなんです。

 

違和感、なんとなく変。その危険信号を軽く見たりせず、立ち止まって考えてみましょう。

 

そして、将来の大きな健康リスクを減らすチャンスに変えてください。

 

最後まで当ブログをご覧になって頂き本当にありがとうございました。

ひらき整骨院