アンチエイジングって美容だけ?もっと大切な本当の意味。

こんにちは。板橋区大山ひらき整骨院、酒井です。

柔道整復師として膝や腰の施術をするだけでなく、生活習慣や食事、意識の持ち方までお客様のライフスタイルに合わせた提案も行っています。

 

あなたは「アンチエイジング」という言葉をご存知ですか?CMや雑誌でもよくつかわれる言葉ですよね。

ですがデトックス(解毒)、ダイエット(減量ではなく本来は健康という意味)というように、カタカナ言葉にはわるい特徴があります。

なんとなくわかった気にさせるというもです。

アンチエイジングといえば最近できた言葉のように思えますが、「不老長寿」なんて言葉を使えば、その考え方としては古来からあったことが分かります。

ですがその言葉の持つ意味合いは、より若々しくなりたいというアンチエイジングと、病や命の終わりの恐怖から解放されたい不老長寿とでは大きく違い、時代に合わせて変わっているのが分かります。

 

今回の記事はそういったことも踏まえて、本当の「アンチエイジング」とはどんなもので、どのようにすれば効果的なのかをお伝えします。

今日もこのブログをご覧になっていただいて、少しでも健康的な習慣を身に着ける手助けにして頂ければ幸いです。

 

1.美容=アンチエイジング?

 

女性でも男性でも、どんな年代の人でも、いつまでも若々しく元気でいたいと思うのは共通の願いですよね。

そのためアンチエイジングという言葉の歴史は意外と長く、1980年代にアメリカで発祥し科学的な進歩を遂げてきました。

ですが、その進歩の中で「老化」「抗う」という本当の目的が置き去りにされてしまっています。

商業主義的な流れに乗って美容やお肌のトラブルに関する商品の広告塔としてアンチエイジングという言葉が認知されてしまったということです。

 

しわやくすみ、肌荒れに効果的な対処をするというのは女性にとって大きな関心事ですが、

内臓や血管といった内面の老化に何とか立ち向かおうという考え方がいつの間にか「表面上の老化」に立ち向かうという考えに移り変わってしまった

というのはあまり良いことではありませんね。

 

「有効成分が肌に浸透してお肌の潤いを保つ」

「角質層のターンオーバーを促進してシミのないきれいなお肌に」

なんてうたい文句が肌そのものを若返らせるかのように日々コマーシャルで流れてきます。

ですが、こんなコマーシャルも同じように流れてきます。

「○○というサプリで体質改善したら、疲れにくくなっただけでなくお化粧のノリもよくなった!」

「食事で腸の働きを改善したら、くすみが減った!」

医食同源なんて言葉がありますが、健康であることとキレイであること、若く見えることも同源です。

 

もちろん忙しい毎日で体に気を使っている暇がない。でももっとキレイになりたい、若く見られたいという方はたくさんいます。

そしてその願いを叶えるための商品やサービスを否定する気は全くありません。

ただ、美容におけるアンチエイジングという言葉や商品が、「美容にだけ」関わるものだときちんと理解されて、その範囲の中で使われてほしいと思うのです。

今は商品の機能が高まっていますから、体の内面に目を向けなくても美容ができる時代です。

あまりにも効果が目に見えて分かることで、本来の健康であることが土台になった美容という姿から目を逸らしやすくなってしまったことは、忘れてはならないことですよね。

本当にアンチエイジングとして効果するものは、肌の一部分や髪、頭皮といった部分よりももっと、体の全体にアプローチするものです。

 

2.お肌に栄養を届けるなら、近道したほうがいい?

お肌を例にとって、美容液を使った時の状態をお伝えしましょう。

テレビCMなどでこんな図がよく使われますよね。

画像のピンクとオレンジの部分が深部の若い細胞、中間あたりがこれから表皮になろうとしている細胞、そして赤い部分が皮膚表面ですね。

黒い矢印は潤いが失われていく方向を示しています。

一般的なイメージとして、逃げていった潤いを、うるおい成分を含んだ化粧水が補ってくれる、お肌のアンチエイジングはこんな仕組みになっているとお考えなのではないでしょうか?

テレビCMの大体の説明は、図の赤い部分の隙間からうるおい成分が入っていって、黄色やピンクの赤い細胞に浸透し、細胞の隅々まで行き渡るという感じです。

 

ここに大きな誤解があります。

直接潤いを届けようという考えは確かに間違いではないのですが、細胞と細胞の間に大きな隙間があって、水分や化粧品の成分が浸透しやすく見えるような図で見せられてしまうと、

しっかり効果がありそうだな…。

確かにお肌からうるおいは逃げていきやすそうだな…。と期待したり、

外から潤いを足さないと水分が逃げて荒れてしまいそうだな…。と心配になっていしまいそうですね。

ですが実際の私たちの身体はもっとずぅーっと細かな細胞やタンパク質やその他の分子などで作られていて、こんなに大きな隙間もありません。

 

考えてみましょう。

人の体は、細胞だけでも60兆個!あります。とっても数が多く、とっても細かいんです!

そしてその細胞ひとつとっても、脂質とタンパク質でできた二重の膜で作られ、細胞の中に通していい物質、通してはいけない物質の選択がされています。

 

非常に小さな細胞の、しっかりと膜でおおわれた内側に、私たちの身体のつくりそのものに関わる「DNA(遺伝子)」がこの中心にあります。

大切な遺伝子がはいっている細胞の中に、簡単に外部から入ってきた化学物質を通すことはありません。

さらにその細胞内は、多くの「細胞内小器官」というものが働いていて、その周りもただ空間だったり水分だったりという事はありません。

様々な酵素やアミノ酸、ミネラルなどが溶け合ったどろどろのスープが蓄えられています。

そのスープが材料となり「細胞内小器官」化学反応を起こして、細胞自身が生きていく活動や私たちの身体全体を働かせる活動を行っています。

 

cell

(出典:https://kotobank.jp/word/%E7%B4%B0%E8%83%9E-68215)

国家試験の勉強を思い出して僕も少し嫌な気分になっていますが、細胞ひとつだけでもこれだけ複雑で細やかなんですね。

空気が乾燥しているときにハンドクリームを塗ったりリップを塗ったりするのは効果があるかと思いますが、それがアンチエイジングかといえば違いますね。

実は大抵の美容液の物質は、細胞の外の毛細血管などで、水分量を多く保たせている程度のことしかしていません。

ヒアルロン酸はお肌の細胞の隙間に比べてかなり大きなタンパク質なので、そもそも肌の奥には入っていけないのです。

それに皮膚に浸透する物質…なんていっても、そこには血流があるわけですからほとんど流されていくはずで、仮に浸透する商品だった場合でも、それは化粧品という扱いではなく医薬品として売らなくてはいけません。

女性には少し残念な内容でしょうか…?

 

ちなみにお肌のシミは紫外線や摩擦、肌に塗る化学薬品などの影響で皮膚の遺伝子に傷がつき、きれいな肌色の皮膚を作れなくなってしまうことから発生します。

シミを消すというのは色素の増加を抑えたりですとか、そういったことでは解消されないんです。遺伝子レベルで対処する必要があります。

シミのレーザー除去は、遺伝子に傷がついてしまった皮膚の細胞ごと焼き消すという仕組みの美容法です。

肌に塗った有効成分がしみ込めば効く!なんて簡単な事情であれば、僕たち医療にかかわる人間も嬉しい事この上ないのですが、残念ながらそうはいきません。

(※ステロイドのような有害なものに限って、簡単に体内に入り込んで蓄積してしまったりするのですが…)

 

こんな話をを30秒のCMで説明するわけにもいきませんが、上のかわいい図はちょっといい加減ですよね?

以上を読んだ今でも、お肌から浸透したアンチエイジング成分が、肌全体を根本から若返らせてくれると思える人は少ないんじゃないでしょうか?

もちろん保湿や皮膚の清潔さは美容にとって重要な要素です。ですが、外から様々な栄養や成分を足し続けないとお肌の質は悪化する、と思わせてしまうようなコマーシャルには感化されすぎないようにしましょう。

先ほど少し触れましたが、遺伝子や細胞の質を改善する、という方法でアンチエイジングをしていけば、それほど多くの美容の手間は必要なくなります。

一時の内面にかける努力さえしてしまえば、お肌の基本的な政情が若返るので、そのうえで美容を行えば一層効果的にキレイになれるはずです。

 

 

3.「体の中から」というアプローチへ

では、どうやって私たちの細胞や遺伝子にアプローチして、本当のアンチエイジングを行えばいいのでしょうか?

体の外からの手法はあまりいいとは言えませんね。となると体の中から。どんな方法があると思いますか?

主に私たちは休息(自律神経に関わる呼吸・睡眠)をし、食事や運動をしながら解毒(ガス交換に関わる呼吸・排泄)という事をしています。

この生活の行動の中でアンチエイジングにかかわるポイントは

 

体を酸化させないこと。

糖質を中心とした栄養の過剰摂取を控えること。

体の中で生み出されたり、外から入ってきた有害物質の解毒をよくすること。

 

この3つです。今回は主に食事に関することに着目してご紹介します。

どのように効果するのか?詳しい摂取の仕方は?などのことは、酵素や触媒となるミネラルの要素がかかわってくるのでここでは触れません。

それは後々お話するとして、どんなアンチエイジング法があるのかをざっくりと解説していきますね。

 

a. 緑黄色野菜やお茶、柑橘類に含まれる抗酸化物質(ファイトケミカル)を多く摂取する

・βカロテン(人参)やリコピン(トマト)などのカロテノイド

・アントシアニン(ブルーベリー)やカテキン(お茶)、イソフラボン(大豆)などのポリフェノール

といったところが有名ですね。

心臓病手術の前の病院食でありまた、ダイエット食としても有名なデトックススープにも、抗酸化作用の高い野菜が多くつかわれていますね。

デトックススープで毒出しダイエット!代謝を上げて痩せやすい体質へ

(出典:https://www.bibeaute.com/)

 

b. オメガ3、オメガ9といった抗酸化力の強い油をとる

オメガ3という種類の油は主にアマニ油、えごま油に含まれます。クルミでも摂ることができます。

青魚に多いオメガ3の油は、DHA,EPAと言われ有名ですね。細胞の膜を強くする働き、神経組織の材料になるので、脳の老化防止若々しい皮膚を保つのに欠かせません。

オメガ9はエクストラバージンのオリーブ油に含まれます。腸の汚れを洗い流したり、炎症を抑える働きがあります。

オリーブオイルを納豆と一緒に食べて、花粉症を予防できるなんてデータもありますね!

また、オメガ6という油(大豆油など)もあり、体にとっては必要なものですが、日常では不足することはない油です。

多くとりすぎると肥満やアレルギーの原因になってしまいます。

オメガ3もオメガ9も、また抗酸化を期待して摂取する油なので、揚げ物や炒め物には使わず、生食したりサラダにかけたりするのがおすすめです。

 

c. 体の中に蓄積した有害物を中和する作用のある食べ物をとる

キレート作用という効果のある食品やサプリメントがあります。

ニンニクやキャベツ、玉ねぎには、アリシン、アリルイソシアチネートといった肝臓の働きを高める成分が多く含まれています。

また、玄米や納豆、海藻類も、それぞれフィチン酸、納豆菌、食物繊維やミネラルの効果で消化管をきれいにしてくれます。

クエン酸やビタミンcも、解毒効果が高いので、サプリメントや生の果物、野菜からとるようにしている方は多いですね。

 

d. 腹八分目を心掛けたり、食事を抜いたりして、栄養過剰に気を付ける

「飢餓状態を作り出して自分の体内の不要物を栄養にする」仕組みを活用した健康法です。

18時間(諸説あり)食事しない時間を設けると体のこの機能が活動を始めるといわれています。

 

飢餓に陥った細胞は、質が落ちたり足りすぎている栄養を壊して、不足を補うように作り変えます。

また、人工的な物質や有害金属も、この時一緒に排毒してくれます。まさに内面からのアンチエイジングですね。

 

今回のアンチエイジング法でタンパク質のことを述べていないのは、かなりの量のタンパク質は体の中でリサイクルできるからです。

私達が考えている以上にお肉は食べる必要がありません。

タンパク質が体を作るのに必要だからと言ってたくさん食べると、消化酵素を生み出すために体は疲弊します。

さらには飼料に含まれている抗生物質、ホルモン剤を間接的に取り入れることになるので、体には有害なんです。

 

e. 運動能力の向上も大きな助けに

どんなに良い食事をとっても、それが消化されて吸収、体の各所に行き渡らなくてはいけません。

そのためには運動が必要です。適度な運動をすることで全身の血液が流れてくれなければ細胞ひとつひとつに栄養は届きません。

細胞で生まれた老廃物も、迎えに行かなければ回収することができませんよね?

食べてばかりで健康に若返ることができると思ったら大間違いです。それでは栄養を処理しきれず、生活習慣病になってしまいます。

 

ただし、運動は必要なのですが、ハードな運動はアンチエイジングの観点からはNGです。

激しい運動はそれ自体が大量の活性酸素を生み出します。体を若返らせるために運動するのに、その行動自体が老化を招いてはいけません。

速歩程度ウォーキング、ヨガや太極拳などのゆったりとした体操などがおすすめのです。

これらの運動は肺活量や血管の分布を充実させたり、呼吸を深くしてくれるため、酸素の供給や新陳代謝を向上させてくれます。

 

4.「働き」を考えれば結果はちゃんとついてくる

このように、本当に細胞レベルで効果するアンチエイジングは行動や習慣として日常の中で行え、実際多くの方が取り入れているんです。

専門機関でしか行われていないとか、高額な商品を使うとか、そんなことではありません。

方法の切り口を変えるだけで良いのに、偏った健康知識がそういったアンチエイジングの習慣が根付くことを邪魔してしまっているのですね。

 

古来の不老長寿の考え方は、外科手術やホルモン治療というような即効性や専門性に特化した処方がない時代です。

そんな時代のなかで若くありたい、病に罹りたくないと考えた人たちは生活の中にアンチエイジングのエッセンスを多く盛り込み、滋養をつけたり節制することを工夫してきました。

それが現代になって再評価されてきているのが、これまでに挙げた食事と運動によるアンチエイジング法です。

古来の考え方のほうが即効性としては劣っていても、骨格、臓器、免疫そして肌や髪と、多方面に効果することが利点です。

そして歴史の淘汰にさらされて残っているのもですから、安全であり安価で済むものが多いですね。

 

美容的アンチエイジングの欠点は、目に見える結果を求めすぎている点です。

そのため、悩みのある部分にすぐに手を付け、そこでいかに早く簡単に効果を出すか、そればかり追い求めてしまいました。

その結果、化粧品の域を超えて、注入・吸引、外科的処置と、際限がなくなってしまいました。

そして、アンチエイジングのそもそもの意義、「老化」「抗う」という目的が置き去りにされ、老化に逆らうというより老化から逃避しているといったほうが適切だというのが現状です。

それでもこれだけ世間が美容的なアンチエイジングに流れてしまったという事は、見た目の若さや表面的な質感の良さというインパクトに、

私たちが非常に影響を受けやすいという事の現れなんです。

どうしても、目で見て確かめられる実質や造りに目が行ってしまいますよね。

 

 

5.アンチエイジングは特別なことじゃない

アメリカで生まれて20年ほどしかたっていない、アンチエイジングという言葉の歴史。

突き詰めてみれば一周回って古来よりの健康法がすべて正解を教えてくれているような結果でしたね。

いつまでも若く健康でいたいという思いは地域や時代を超えてみんなが強く持ち続けています。

そんな思いの蓄積が習慣に根付いて今に伝わっているものには、効力や安全性の保証といった点で優れているものは非常に多いのです。

新しいことばかりが最善ではなく、新しいことだからこその危険や非効率が多々含まれていることを忘れないようにしましょう。

そして、一見非効率に見えるものの中にも、非効率を補って余りある大切なものがあることを忘れないでください。

今日の暮らしのため、合理的な社会生活のためには不必要なことでも、生き物としての私達の身体にはとても必要なものかもしれません。

例えば以前から歯の丈夫さに効果的だといわれている「フッ素」

今では赤ちゃんの歯磨きには推奨しない歯医者さんが増えているそうです。

フッ素が体内で悪影響を及ぼすリスクがあることが議論されてきているからです。

口内のケアをさぼりがちにしても、歯を丈夫にしてくれるフッ素があれば安心。

でもそんな合理的で単純なことではないのかもしれませんね。これは、

目に見えて効果するもの≠生涯の健康を増進するもの

を示す一つの例です。

速さや手軽さを求め過ぎると、機械修理のようなアンチエイジングになってしまいます。

お肌のつやがどうなっているか、シミが取れているかという事を気にするより、機械修理ではなく草花の成長や変化を楽しむようなアンチエイジングをしましょう。

急がば回れ。待つことが肝心です。

 

自分の誤った生活習慣を「なかったことに」するのがアンチエイジングではなく、生活すること自体がアンチエイジングになっているあなた自身、になってみませんか?

 

最後まで当ブログをご覧になって頂き本当にありがとうございました。

板橋区大山で、健康習慣のご相談ならこちらから。お気軽にどうぞ。

 

ひらき整骨院

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